会員拡大交流渉外委員会

 「会員拡大」これは、岩国青年会議所のみならず全国の青年会議所の毎年の課題です。
理事長所信にもありますように、現在、岩国青年会議所もピーク時に比べると半数の人数で運営しています。私たちが今以上に事業を展開していくためには、この地域の事を真剣に考え行動を共にしていく仲間を増やしていくことが必要です。組織の活性化は地域の活性化を目指して行くために必要であり、組織の活性化の為にも新しい仲間が必要です。
 青年会議所での活動は20歳から40歳までです。この20年間は社会人として大きく成長するための大事な時期です。岩国青年会議所では、研修事業・地域貢献事業を通じ、会員一人ひとりの人間力の向上を目指し、地域社会を牽引するに相応しい人材を育てています。
 新会員に対しても青年会議所の事業への参加しやすい環境作り・配慮、活動への補佐・説明をしっかり行っていきます。また委員会活動や事業、会員拡大を通して活動の意義を伝えていきたいと思っています。

 今年度の会員交流事業は家族会を開催し、メンバーの日々の活動を家族の方に理解をして頂き、また家族の協力を得る為にも会員の交流だけでなく家族同士の交流も行っていきます。
今年度、会員拡大交流渉外委員会では、この岩国青年会議所がただ衰退していく様な事をさせない為にも、会員を拡大し、地域に影響力を持つ会にして、諸先輩方の創り上げてきた歴史を絶やすことがないように進めてまいります。LOMメンバーだけでなく諸先輩方や地域の方々からも沢山の情報をいただき、会員拡大に繋げていきます。

総務広報委員会

 経営者に必要なものは何か?これに答えたある大物経営者は「経営が好きだという事です」と答えました。続けて、「経営が好きであれば、一時的には煩わしいな、困ったな、と思っても、次の瞬間には、その苦労を乗り切る事が面白いんだとなり、かえって勇気が湧いてくる。ところが嫌いだとそうはいかない。だんだん苦しさが募ってきて、頭が痛くなってくる。そして、もう自分はこの仕事から逃げたいな、という事になってきて、その仕事を全うする事ができなくなる。」
  これは、岩国青年会議所の活動にも通じる言葉だと思います。まず、岩国青年会議所会員自身が本当に岩国青年会議所を好きになる事。そうでなくては、会員自身の成長はなく、そうでなければ、岩国青年会議所自身の成長もないと思います。
  2011年度の我が総務広報委員会は、対内に向けては、これから入会してくる新入会員や、現役の会員個々人に入会した明確な目的を持ってもらい、それぞれの目的を各委員会や諸先輩方との交流をとおし、

達成していければと思います。そのために、例年よりも現役と諸先輩方との交流のとれる新年互礼会や、創立記念例会、大納会と企画運営をしていきます。そして、例年よりも更に各委員会との連携を取り、一体感を出せるよう、総務広報委員会が率先して行動していきます。
 また、対外向けの活動として、今年で4年目に入る地元メディアを活用した広報活動を継承し、これまで浸透してきた岩国青年会議所の活動を、今年度は、昨年までの報告形式のものから、活動や事業を更に分かりやすく広報し、視聴者が更に関心のもてる内容を発信する事で、更に多くの地元市民への広報活動を見込みます。
  2011年度総務広報委員会として、会員同士の連携の強化を図り、会員自身の成長、そして、岩国青年会議所自身の成長、更には岩国市自身の成長にまで繋がるよう邁進していきます。

人間力開発委員会

 昨今の青年層には幕末期や戦後のような、若者特有の溢れ出すエネルギーの不足を感じます。その背景には混沌とした社会の抱える閉塞感があると思われます。物質的に豊かになった社会、コミュニケーションツールの多様化とは反対に希薄化していく人間関係、縮小していく市場、新興国の急激な成長による生産の海外流出。そんな社会へ出てきた若者はどのようにして自分を磨けばよいでしょうか。目標や夢に対する質問に返答できない若者が増えてきているというニュースを耳にする機会があります。これは由々しき事態であると危機感をもたなくてはなりません。今ある現状に満足であるということが悪いと言ってるのではなく、そこに諦めととれるニュアンスが強く含まれていると感じてとれるからです。どうせ頑張っても無駄である、といったように。
 先達たちのように日本を良くしなければならないという、使命感を持って強烈なリーダーシップを発揮していかないことには今の社会は世界から取り残されていくと思います。今ここで地域のリーダーとして市

民を牽引していくトップとしての力量を高めていく必要があります。そのためには青年会議所としての特色の一つ、研修の重要性を大いに感じます。
 「我々はことにあたってイザというとき、うろたえもせず、ひごろの覚悟のほどを示して決然と、しかも悠揚として、ことにあたるということはなかなか至難のことである。」これは松下幸之助氏の言葉の一説です。これは刻々と移り変わる社会情勢、経済情勢に一瞬の油断もならない状況下に常に覚悟はよいかと問われているということを自問自答していく心がまえを説いています。時代は違えど、今まさに覚悟はよいかと自問自答する時がきているのではないでしょうか。地域市民のリーダーである私たちが、高き志と強烈なリーダーシップでやり抜く覚悟を決める必要があるのです。
現在リーダー不在の政治と言われ、国を引っ張っていく強烈なリーダーが存在しない日本国の政治に先進諸国は厳しい目を向けています。これはなにもひと事ではありません。地域、会社に置き換えて考えた時に、青年会議所が全ての市民に必要であると言えるでしょうか。会社で従業員が、部下が、指し示された道筋に疑問を感じることなく進めるリーダーシップを発揮しているでしょうか。私たちが地域市民や従業員に対して、道筋を迷いなく指し示す必要があるのです。しかしながら私たち自身が向かうべきものに疑問を感じ、正しいかどうか迷っているというのが現実としてあると思います。今必要とされるリーダーシップとは説得力のある判断です。
 変革者であるべき存在の私たちが、先行き不透明な社会を明るいものに変えて行かなくてはなりません。現状を打破し、向上心を養い、高き志を持つことこそが私たち青年会議所が長年培ってきた意義であり、市民の向かうべき方向の先に立ち、舵を切ることが使命です。今一度初心に立ち返り、青年経済人にしか出来ない独創性とアイデアをメンバーで試行錯誤し、学び舎としての機能を発揮します。私たち青年会議所が養うべくリーダーとしての気質、器量、存在を再認識し、研修を通して自己研鑽や組織の人材育成の事業を行います。事業を通して会社の成長、自身の成長に繋がるものにすべく一年間突き進んでいく所存です。

I-フェスタ運営委員会

 岩国青年会議所は「明るい豊かな社会」を実現するため、様々な事業を展開してきました。「明るい豊かな社会」の実現の為には何を考え、どう行動するべきなのでしょうか。岩国の住民でもあり、同時に経済人でもある我々は地域の為、地域住民の為に何をすべきなのでしょうか。我々が活動、事業展開している中で、その考えた事を、地域に発信する場としてI-フェスタは最適な事業だと考えます。
 本年で5回目となるI-フェスタは先代のリーダーの基、様々な形に変えてきました。これまでは岩国青年会議所が率先して運営し、市民、市民活動団体、企業、行政とあらゆる分野の人々が結びつき、それぞれの少しずつの力を結集することで一つの大きな形にしてきました。昨年のI-フェスタでは、行政も携わり益々大きな事業へと変化しました。しかし、I-フェスタが大きく変化する度、運営が難しくなっているように思います。今後はこの様な形を変えながら発展させていかなければなりません。青年会議所メンバー、行政、市民活動団体はさらに連携

し、今まで通り力を合わせ、共に活動していく事は勿論ですが、旧郡部の7町村へのさらなる地域との交流を深め、市民同士の新岩国市として本格的に歩み始める時期にきているのではないかと感じています。
 理事長所信に「アクティブ シチズン」=「公共心が溢れ自立した市民」とあります。まずは、メンバ ー一人ひとりが積極的に他団体や市民活動団体、旧郡部への関心を深め、同じ地域住民であることを益々自覚していくことが大切だと考えます。そうすることで、さらに我々の考える「明るい豊かな社会」の考えが溢れ、さらに多くの地域住民に伝わり、大きな力になると考えます。他の地域に関心を持つことで、市民一人ひとりが多くの人と交流を深めることができ、本当の意味での新岩国市になるように思います。これまでは、各地域内でのコミュニティはしっかり機能し、近隣、同じ地域に住む者、同じ考え方を持つ者同士のみが集い、語り合ってきました。もちろん、各地域で伝統や長年続くイベントや事業があります。一度出来た形を発展させることは容易なことではありませんし、とても労力のいることです。我々、青年会議所は地域の為、率先して行動をし、その「伝統」や「習慣」を活かしながら、共に地域の発展につながるように手を結び市民や自分たちの公共心を強めていきたいと思います。
 本年度、I-フェスタ運営委員会は、I-フェスタはもちろんですが、まちづくりのサポート、地域のサポートなどに積極的に参加し、いろいろな活動を深い所まで自分達が知り、市民とも交流を深め共に活動ができるような地域を目指します。そして、「自立した地域」を目標とし、その想いが地域の人々に届くよう邁進して参ります。

青少年育成委員会

 「子どもは親の背中を見て育つ」「子どもは大人の鏡」一度は聞いたことがあるフレーズではないでしょうか。マスメディアの報道を見れば親や大人が子どもたちに対して引き起こす凄惨な事件が次々と発信されています。これらの情報を毎日のように見ている子どもたちには自分の親や我々大人たちがどのように見えているのでしょうか。
子どもは大人になるために様々な教育を受けています。しかし、その一方で我々大人たちは子育てに対する教育をしっかりと受けていると言えるでしょうか。子どもから大人になり、その大人に子どもが出来れば親になります。本来であれば自分の親や周りの大人たちに色々な事を聞いたり、相談したりして子育てをしなければいけないはずが、近年、家庭では核家族化が進み、町では個人主義の蔓延でコミュニティーが崩壊しかけている今、我々大人たちは本当の親として成長が出来ているのでしょうか。
子育ては家庭がすることといって手を拱いたり、「誰かがやるだろう」

と他者依存するのでは、現状は変わることはないでしょう。我々青年会議所が「明るい豊かな社会」を実現するために行動するべきだと思います。 ですが子育ては親だけが担うことではないとも思っています。親としての責任は当然あるでしょう。しかしその地域に住む全ての子どもは地域の宝であり、将来地域を支える人材なのです。その宝を親、地域の大人がしっかりと育てることが出来る環境でなければならないと私は思います。しかし現在の社会では、行き過ぎた個人主義の蔓延で、親がする子育てに地域の大人は黙って見ているだけ、そのような環境が増えて来ていると思います。そこで我々青年会議所が、親が親として学ばなければいけないことを、そして地域の大人が地域の大人として子育てに参加しなければいけないことを発信し、親と地域の大人が子育てに対して手を取り合って共に学び、共に成長することが出来るそのような教育環境が地域全体に広がるように活動して行きたいと思います。そのためにはまず、大人である我々が自らが学び、そして行動する。その必要があることに一人でも多くの大人に気づいて貰えるように一年間活動してまいります。

岩国青年会議所の歴史

昨年創立55周年を迎えた岩国青年会議所の、歴代理事長の紹介・活動紹介です。

歴代理事長の紹介
岩国JC55年史

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